
映画やドラマのスタイリッシュな暮らしに憧れて、引っ越した先はデザイナーズ物件!オシャレで開放的な空間は素敵な生活を予感させていたのに・・・。
デザイナーズ物件選びの失敗することは意外と多いのです。
通常の物件とは違い、デザイン性を優先しているので住んでみると不便を感じる箇所が多々ある場合もあります。
今回はそんなデザイナーズ物件選びの失敗例をご紹介します。
★カビとの戦い
物件見学の際、誰もが、かっこいい!ここに住みたいと感じるような、スタイリッシュなデザインのコンクリート打ちっぱなしの壁。
しかし、実際住んでみると、コンクリの温まりやすく冷めにくい性質によって極寒の冬を過ごすことになります。
それだけでなく、暖房や調理時の熱が室内を温め始めると結露が始まり、やがて白カビの温床に変化してゆきます。
これにより健康を心配して引っ越す方もいらっしゃるほどです。
★家賃との戦い
通常の物件とは違い、デザイン料や建築費用も高めの場合が多いデザイナーズ物件。
これは、もちろん家賃に反映されます。
一概には言えませんが、近隣の同じような条件の通常物件と比べて、デザイナーズ物件では1~3割高いといわれています。
入居を決める際、これくらいならと、安易に契約してしまうと後の生活の負担となります。
仮に、相場より7千円高めの物件に2年入居したとして、差額は16万8千円。
この額をどう考えますか?
★掃除との戦い
高い天井、大きく開かれた窓、ガラス張りのお風呂、開放的な空間は魅力的ですね!
しかし、生活をするにあたっては、掃除は不可欠。大きな窓を掃除するのは骨が折れますし、高い天井のすす払いや、電球交換は脚立が必要です。
ガラス張りのお風呂はこまめに掃除をしていかないと、水垢とカビで残念な結果になってしまいます。
デザイン性により通常の物件より手間が掛かり、余暇の時間が少なくなるという問題も発生しますね。
★失敗の内容をまとめると・・・
いかがでしたか?素敵なデザイナーズマンションに住めることと比べれば、どれも小さなことのように感じます。しかし、生活し続けていくうえでは小さくはない問題です。入居前にはデザイナーズ物件の、メリット・デメリットをよく精査し、その後の生活を冷静にシミュレーションする必要がありまね。オシャレな生活を手に入れるために必要なことを見極め、納得することで失敗と感じることも少なくなります。